自然公園と町

ギプスコアで一番の飛び地であり、バスクで最も美しい自然のひとつ

オニャティ

オニャティは、建築的価値のある邸宅や教会などの建物と緑の山々と牧草地に囲まれており、ギプスコア県で最大の面積をもつ町で、アランツァス神殿があることでよく知られています

歴史的な建築物が残る旧市街には、バスク地方のルネサンスの宝の一つである1543年に設立されたバスクで最初の大学、サンクティ・スピリトゥ大学があります。町から9キロ離れたところにはアランツァス神殿があり、1950年代に建設されたそのバシリカは前衛芸術作品の一例です。

周辺にはアイチュリやアイスコリを最高点とするアイスコリ‐アラッツ山脈や、バスクの登山地として有名で魅力的なその他の山々など自然が広がっています。

ムルギアルダイ
歴史

オニャティのムルギア村に位置するムルギアルダイ農家はアロニャ山から流れるウ バオ川に囲まれており、ブナ林やオーク林など自然環境に恵まれています。この地域に関して残っている最初の記録は1149年の史料です。山腹の小さな丘を意味するムル ギアルダイの屋号をもつこの農家は、少なくとも1489年から存在していたことが分, かっています。

私たちの農家は、歴史を通して多様な経済活動があったことがわかっています。貴族 の旧家から始まり、カトリック教会と結びつき、後に生活に必要なものを清算する自給自足の農家となりました。ブドウ畑については、史料から少なくとも1850年から家 族消費のためにブドウが栽培されていたことが分かっています。畜業では、乳牛の飼 育1980年代から2000年ま で重要でした。